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水着の歴史

1820年ごろまで

1800年代に入ってから登場した水着は、膝丈の袖のついた服と、膝までかぶさるパンツによって構成されており、「上下そろい」という意味を持つ「スーツ」という単語を使用した「スイミングスーツ」という名称で呼ばれました。 1900年代に入ると、胸元が大きく空いて、袖のないタイプのメリヤスを素材とした水着が登場しました。それ以降の水着は、肌の露出度が高いものが主流になっていきます。 1907年には、オーストラリア出身のスイマーが訪米の際に、従来の上下そろいの水着よりも水中での動きに適した、首周りや手足の露出したワンピースタイプの水着を着用し、公然わいせつ罪で逮捕されるという事件が発生しました。動きやすさが重視されたワンピース水着は活動的なイメージを与え、当時の女性の権利・地位向上のためのアピールとして着られたものになります。 その後、1920年ごろになると、短いスカートが一緒になっているキルト式水着や、スカートを省略した上下一体縫製の「タンク・スーツ」と呼ばれる水着が時代のトレンドとなりました。このようにして、より近代に近づくほど、水着は姿かたちを変え、そのなかでは、思想の表現などにも用いられてきたのです。